今日は『ebayの取引に消費税がかかる件』
という話をします。
2016年6月1日から、ebayの出品手数料などに
消費税がかかります。
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「つまり、利益率が8%下がるということですか?」
いえ、そこまでひどくないです。
たとえば、100ドルでカメラが売れました。
ebayの落札手数料が6%だとすると、
今までは、6ドルがebayに徴収されてました。
今後は、消費税分の8%が上乗せして請求されるので、
6ドル * 0.08 = 0.48ドル請求が増えます。
合計で、6.48ドルがebayに徴収されるというわけです。
つまり、売上100ドルに対して、
約0.5%の利益率ダウン。
カメラは落札手数料が安い方なので、
他の商材だと、もうちょっと取られるとは思います。
あと無在庫のようにたくさん出す系だと、
出品手数料が地味に圧迫するんで、
プランの変更とか、検討する余地はあると思います。
で、大事なのはここですね。
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ただし手数料の請求主体であるeBay International AGは
日本における登録国外事業者であるため、
課税事業者の届出がお済みの法人セラー様や事業者として
反復継続的に取引を行う個人セラー様については
仕入税額控除を行うことが可能です。
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なので、課税事業者の申請をしておけば、
あとで取られた分がそっくり返ってきます。
つまり、多く取られた分、
返ってくる分も同じだけ増えるので、
ebayセラーにとっては、何が変わると言うこともない。
だからと言って、
新米セラーさんが何も考えずに
「うーし、さっさと課税事業者の申請だ!」
と突っ走るのは、よくないです。
課税事業者の申請には縛りがあって、
一度申請すると
しばらくは非課税事業者に戻れません。
(携帯の2年縛りみたいですね)
なので、
「ebayもやりたいけど、ヤフオクもやりたいぞ」
という場合、ヤフオクがebayより売れて
『結局、申請出さないほうがトクだった』
というパターンもありえます。
まだ稼ぎの軸足が決まってないときは、
どう転ぶかわかりませんからね。
私自身は、ebay2年生のときに
「やっぱ軸足はebayかな」と思って申請を出したので、
3年生から課税事業者になってます。
(最初の2年分は、消費税払いっぱなしです)
まとめると、
「ebayの消費税請求、ちゃんと対策を取れば、
そこまでのヤバさはないよ」
って話です。