今日は『外注さんが飛ばない方法』
という話をします。
コンサルを卒業してるのに、
なぜか教え子さんと会ったりしてしまうのですが、
「外注さんがすぐに、いきなりやめてしまう」
みたいなことをグチられました。
どうしてそうなるのかというと、
『楽しくないから』です。
たとえば、なぜ人はドライブをするのか。
ドライブって、やってることおかしいですよね。
だって、荷物を運搬するわけではないし、
ガソリンも減るし、アテもなくさまよい
結局家に帰ってきて、絶対的な移動距離はゼロです。
だったら何のためにドライブに行くのですか。
それは、『楽しいから』です。
アクセルを踏んで、駆け抜けていく感覚。
ハンドルを切って曲がる感覚。
行こうと思ったところに行けてしまう感覚。
好きな音楽をかけたり、自分だけの空間のまま移動してる感覚。
そう、そこには、『ドライバーの意思』が
反映されてるから、楽しいのです。
仕事もそうで、マニュアルでガチガチにして、
『コミュニケーション=指示』みたいになると、
誰だってイヤになります。
なので、結果だけコミットして、
細かいやり方は任せるとかでも良いですね。
南国さん(仮)の会社とか、そうですね。
この前、彼の事務所に行ったら、
2人の女性従業員さんが
出入口の天井を指差して微笑んでました。
どうやらハトが巣を作ってるみたいで、
その様子を一生懸命見守ってるようです。
南国さんは社長なのに、
「そんなヒマがあるなら仕事しろ」
とは言いません。
「どうして何も言わないんですか?」
と聞くと、
「『ここだけはやっといてほしい』
ということさえできてたら、いいんですよ」
と即答します。
あとは、
「自分がやられてイヤだったことは
強要したくない」とも言ってました。
彼は強い男です。
ブルーハーツの『TRAIN TRAIN』で
『弱い者達が夕暮れ~さらに弱い者をたたく~』
とありますが、会社では、いろんな建前を作って
社畜が社畜を叩いてます。
実際につらい目にあってる話を聞くと、
私も心が痛みます。
あなたには、経済的に
自由になってほしいのですが、
精神的にも自由になってほしいな
と思ってます。
まとめると、外注さんと仲良くしていきたければ、
ある程度お任せして、楽しくしてもらうとか、
そもそも人として対等に接しましょう、という話です。