今日は、『ビジネスはするな。』
という話をしたいと思います。
『あずみ』というマンガがあります。
1995年なんで、けっこう昔のものですが、
子供の忍者たちの話です。
あるときその忍者たちが、大勢の敵に囲まれたんですね。
もう、なりふり構ってられない状況です。
そのとき、すべてを教えてきた爺ちゃんは
子供たちに言います。
「自分だけ脱出することを考えろ」と。
でも、あずみのことが好きな男の子忍者は
あずみのピンチが気になってしまい、
結局あずみを救いに行って死んじゃいました。
こうして、愛する子供たちが次々と死んでいった末、
爺ちゃんが、こうつぶやくのです。
「心を寄せた相手であろうと
また親であろうと
子であろうと、」
「友も...
幼な子さえも...
受けた使命とあらば
殺していける!!...」
「そういう戦士を育て上げたかったのだ...
そうでなくてはならんのだ...」
これを聞いて、どう感じますか?
「ちょっと普通ではない...」
ええ、ふつうではないです。
というか、『修羅の道』です。
そこにあるのは抹殺への深い覚悟であり、
「使命とあらば、すべて殺る」ということに、
全人生100%コミットしてます。
しかし「愛に死す」と言えば聞こえはいいですが、
あずみのことが好きな男の子忍者は
使命に100%コミットできずに、命を落としました。
つまり、極限の状況で余計なことを考えていたら
たまたま生き残ることはできても、
生き残り続けることはできない
ということです。
これは極端な話かもしれませんけど、
ネットで稼ぐのも同じかな、と思います。
小手先のテクニックを使えば
「チャリ~ン」というのはできますけど、
高い年収をキープし続けることはできないです。
あなたの夢をこわしたら申し訳ないのですが、
たとえ月収100万キープできたとしても、
それですべてが解決して
すべてがハッピーになるわけではないです。
しかも年収1000万以上の人の割合は、たったの『4.3%』です。
(国税庁、平成27年度民間給与実態統計調査)
つまり瞬間風速でなく、月収100万円を稼ぎ続ける道というのは、
100人いたら、90人以上の人から嫉妬の目で見られて
嫌われ続ける道なんです。
稼ぐ系のブログやメルマガを読むのを一旦やめてみて、
スタバや居酒屋や給湯室の会話に耳を向けてみると、
ブログと言ってることがぜんぜんちがうことがわかります。
つまり月収100万円の世界は、マイノリティの世界であり、
一般的には意味がわからない世界であり、
強いコミットが求められる『修羅の道』です。
「それでも進む!」というなら進めばいいし、
イヤなら、副業で、月収30万程度でゴールにしておくことです。
私は、稼ぐことが生きる意味だと、思わないです。
自分の好きな人や大切な人を感じて、その人に報いたり、
他人の人生を歩かされずに、自分の本当にしたいことを
するのが生きる意味だと、私は思います。