今日は、『妻は無料の労働力』
という話をしようと思います。
「嫁さんにビジネスを手伝ってもらいたい」
という話を、ときどき聞きます。
結婚生活に失敗した私に言われても、
困っちゃうんですけど、
「おれが家に帰ってもずっと働いてるのに、
嫁はゴロゴロ。許せない」
からだと思います。
誤解を恐れずに言いますが、
『妻は無料の労働力』だから、
遊ばせておくのはもったいない、
というわけですね。
でも、この考えはうまくいきません。
女性をナメすぎなのです。
旦那さんが副業で「ビジネスをやるぞ!」
と決めて、セミナーに通ったり、
教材を買ったりするのですが、頭の中では、
実務を嫁にやらせる前提で組み立ててます。
嫁さんは、気づいてるかもしれませんが、
何も言いません。
別に賛成しているわけではなくて、
「ガンコジジイに言ってもムダ」
と思ってます。
しらけた雰囲気を出してる嫁を見て、
夫がますます、何でもかんでもひとりで決めて、
「おれが決めないと、あいつは何もできないな!」
と妻を見下します。
すると嫁さんはますます、
ゴロゴロストライキをするのです。
なんか、不幸ですよね。
逆に、二人三脚でビジネスをやってる夫婦は、
そもそも旦那さんが、奥さんを大切に扱ってます。
奥さんは、普段からそういうことを感じているので、
対等の立場でビジョンを共有しようとしてくれます。
だから、発生した利益をきちんと留保して、
子供を育てるのと同じように、
ビジネスを大きく育てることに協力してくれる、
というわけです。
まとめると、嫁さんは無料の労働力ではありません。
ビジネスに協力してほしいなら、
せめて上から目線はやめましょう、という話です。