今日は、『給料は最安値を記録』という話をします。
給料があがらないのは、景気とか、時代とか、いろいろ言われますが、
景気が良くてもわるくても増えません。
むしろ減り続けます。
「会田さん、どうしてそんなことが言えるんですか?」
たとえば、あなたに何かほしいものができたとします。
私は少し前、テレビの音を無線で飛ばす機械を買いました。
夜は家族の迷惑を考えて、テレビにイヤホンしてますが、
コードが手に絡まって、何かとウザイからです。
「じゃあ、買おう」ということで、ネットで価格比較サイトに行って
商品の型番を、カチャカチャカチャと入れて、最安のお店で買います。
2番目以降のお店を見ることはありません。
どうして2番目以降を見ないかと言うと、必要ないからです。
同じ商品を買うのに、最安より上の金額は余分な出費だからです。
会社から見た社員の給料は、『2番目以降の商品』です。
必要以上は、ゼッタイに支払いません。
たとえば、自分の給与明細を見てください。
通勤手当。会社まで働きバチを移動させる『経費』。
住宅手当。次回の労働時間まで働きバチを待機させる『経費』。
残業手当。働きバチの延長使用にかかる『経費』。
役職手当。働きバチの脱走防止にかかる『経費』。
会社は、『経費』だから渋々払ってます。
あなたが子供のころからあこがれていたフェラーリを
30年ローンで買ったので、「フェラーリ手当ください」
と言っても、会社は出してくれません。
それは会社にとっての『経費』じゃないから。
給料=経費
あなたの『給料』は、会社の『経費』です。
会社は利益を増やすためにやってますので、
経費は半永久的にけずっていきます。
ライバル会社との競争が激化すればするほど、無様なほど
けずってきます。
ですから、会社がアベノミクスで儲かってても、会社の鉄の金庫に
ガシャンと入れて、あなたの給料袋にはつじつまが合う分だけしか
入れません。
だから、あなたの給料は増えません。
次回は、『友達の相談料と弁護士の相談料』という話をします。
楽しみにしててください。
追伸1:
「団塊の世代は給料増えてたよ」と言うかもしれませんが、
あのころは、資本主義ゲームがぬるかったのです。
もう、世の中がネットでつながってしまったので、
これからの会社は逃げ場所なんかないし、ぬるいことも
言ってられません。
追伸2:
会田のおすすめ教材を紹介します。
以下は会田が作った無料の教材です。