今日は、『月末になると銀行残高がなくなるのは当たり前』
という話をします。
前回は、サラリーマン契約とは「安定収入をかなえる代わりに
すべての時間を差し出せ」という『悪魔の契約』ですよ、
という話をしました。
つまり給料というのは、会社がすべての時間を取り上げて
月割りで割ったものをあなたに支払ってるわけです。
「会田さん、そんなこと言っても拘束は8時間でしょ?
あと16時間は自由ですよ。趣味とかできてるし」
わかりました。その16時間の説明をしましょう。
ズバリ、その16時間とは『スマホの充電時間』です。
スマホは毎日寝る前にコンセントに挿して充電するから、
次の日、朝から便利なのです。
しかし充電を忘れると、どうなりますか?
ただの文鎮(ぶんちん)です。サイアクです。
だから「機械わかんなーい」とか、ぶっこいてる女子でも
スマホの充電だけは死んでも忘れないのです。
「え?何の話ですか?」
ところで、あなたが支払う電気代ですが、充電したときだけ
電気のメーターがグルグルまわって、「今月は○ワット使いました」
と電力会社に言われて、電気代を払います。
もし充電してないときも電気のメーターがずっとグルグルまわってて、
「今月は○ワット使いました」と言われたら、どうしますか?
言われるがまま、電気代払いますか?
むしろ、暴動おこしますよね?
それと同じで、給料として会社があなたに払うのは、
『次の日使いたおすのに必要な分』だけです。
『スマホ充電女子=会社』
『スマホ=あなた』
『電気代=給料』
つながりました?
(わかんなかったら、上からもう一回読んでみてください)
16時間充電する(アパートで寝る、通勤する、子供を育てる)
便利なスマホを8時間使い倒す
16時間充電する
便利なスマホを8時間使い倒す。。。
月末になって銀行残高がなくなると、「この1ヶ月何をやってたの?」
と落ち込む人がいます。
しかしそもそも会社があなたに払ってるのは、
『明日の分を充電するのに必要な分のみ』なので、
月末になると銀行残高がなくなるのは、会社にとっては
『計算どおり』なのです。
次回は、『ユーキャン転落人生』という話をします。
楽しみにしててください。
追伸:
150年も前にマルクスは、経済学者アダムスミスの言葉を
引用してます。
「労働者の賃金はただの人間として生きていくこと、つまり、
家畜並みの生存に見合う最低線に抑えられている」と。
日本は豊かな国になりました。
あなたは豊かになりましたか?
年次があがったり、役職がつくと給料が上がってうれしくなりますが、
子供を育てたり、人付き合いで飲みに行く回数が増えたり、
ストレス解消のためにアマゾンでポチる回数が増えてるから
増えてるだけです。
結局、『給料増=労働コスト増=残らない』というわけです。
(それでも残る人は、ガマンしすぎです)