今日は、『ビジネス肉弾戦法のメリット』という話をします。
前回は、
『わざと労働環境をわるくしてビジネス戦争に勝つ』
というビジネス肉弾戦法があるという話をしました。
じゃあ、これはどんなカラクリなのか、という話です。
商売を1つの式にするとこうなります。
材料+加工=製品
これは『材料に何らかの加工をしたら製品になって、価値が上がる』
という意味です。
職人さんがサカナを加工してかまぼこにする、みたいなので考えます。
材料費=2万円
加工費=1万円
だとすると、製品=3万円の価値、ですよね。
3万円売り上げても、サカナ代2万円、職人さんに1万円払ったら
儲けがありませんよね。
材料を倍にしましょう。
材料費=4万円
加工費=2万円
だとすると、製品=6万円の価値、ですよね。
6万円売り上げても、サカナ代4万円、職人さんに2万円払ったら
やっぱり儲けがありません。
じゃあ、職人さん募集するときに「日当1万円」と言って契約、
材料を倍にしたらどうなるでしょう?
製品は6万円の価値のまま、
サカナ代4万円、職人さんの日当は1万円。
製品6万円-材料費4万円-加工費1万円=差し引き1万円の儲け
なんと1万円儲かるんですよね!
職人さんにはわるいですけど、もし自分が社長だったら
「ぜひ日当1万円で契約したい!」ってなりますよね?
だから、社長の考えが会社のすみずみまで行きわたって、
あなたの給料は、ため息が出る感じになるのです。
しかもこの考えは研究を重ねられていて、今ではなんと
3つのタイプに分けられるまで研究されました。
そこで次回は、「労働者酷使のための3ポイント」という話を
していきたいと思います。
楽しみにしててください。
追伸:
転売も上記の式が成り立ちます。
確かに材料と製品は同じなんですけど、商品の写真を取ったり、
出品したりするのが加工費にあたりますね。
転売やってる人が「外注さんに1個○円でやってもらってます」
みたいな話が好きなのも、納得できますね!