先日、机にコーヒーをこぼしてしまいました。
机の下には引き出しがあるのですが、
コーヒーが流れ込んで、開けにくく
なってしまい、引き出しを開けるたびに
かなりむかつきました。
この、むかつくを回避することは
できないわけで、かように『感情』とは
つよいパワーを持ってます。
希少性の感情も同じで、「欲しい!」
と思ったものが手に入りにくかったりすると、
ますます興奮してきます。
とくに、目の前のライバルが手に入れることが
確定しそうなときほど、頭に血がのぼり、
視野は狭まり、息が乱れてきます。
セールスマンに希少性のワナを仕掛けられたとき、
「感情的になってしまう」ところが、
トラップ回避のカベになってきます。
この感情を方程式にあらわすと、
『希少性の感情=ほしい感情+なくしてしまう感情』
と、なります。
「なくしてしまう感情」というのは、
外的な要因がきっかけになってるので、
コントロールがむずかしいです。
なので、「ほしい感情」に注目します。
この「ほしい」が純粋に欲しいのか、
それとも、「誰かに認められたいから欲しいのか」
を区別する必要があります。
つまりどういうことかというと、
「レア物を持っててすごい!」と、仲間や、
友達や、女性から「キャーキャー」言われたい
だけじゃないの?と、自問自答するのです。
その結果、「大丈夫」と判断してレア物を買っても
かまわないし、「別に認められなくても、
おれであることには変わらない」と思うなら、
買う必要はありません。
そして大切なことなのでもう一度言いますが、
「なくしてしまう感情」というのは、
外的な要因もかかわっているので、
自身でのコントロールがむずかしいです。
『むずかしい』ということを覚えておけば良いのです。
これを逆手にとって、もしあなたがセラーであったり、
なんらかのビジネスをやっているなら、
できるだけお客さんの「なくしてしまう感情」に
火をつけるようなしくみを作ることです。
たとえば私は、先週10万円のシステムを
即金で買ったのですが、決済の決め手になったのは
担当者からの、「15時までに入金しなければ、
本日中に手にすることはできません」というメールでした...
次回は最終回として、まとめをお話したいと思います。